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りょこうき2016 

毎夏恒例にしている電車旅。
去年はなんだか高尚なアイヌを巡る旅だったけど、今年は特に何も面白そうなことが思いつかないので当初の義である行ったことのないところに行ってみようにたちかえり、北関東を横断することに。
一繋ぎで行っちゃえばよかったんだけど諸般の事情により、お盆休みの前週に茨城へ。諸般の事情はつまりサッカーで、鹿島スタジアムを目指す旅。

始発で出発して鈍行列車でゆっくり向かおうと思っていたものの、仕事が抜群にクソみたいな状況で前日終電オーバー。1時に帰って2時に寝て4時に 起きたものの到底体が動く状態じゃなく断念。そんなときは魔法の新幹線でリルートするしかない。なんとか7時まで睡眠時間を確保して、出発。仙台から福島 までワープすればキックオフまで間に合うかなと思い乗ったものの、白石を越えたくらいで「乗り越しなさい…郡山まで乗り越すのです…」と精霊ルビス様のお 告げがあったため乗り越す。ここで私がロトの子孫である可能性が浮上するがその話はまた今度。そもそも新幹線って乗り越し精算できるの?と不安になって検 索するも、イマイチわからず。鉄道関係の情報って小難しい言葉が多くて調べ辛い。たぶん鉄道が好きな人はわかるのでしょう。私にはわからない。ちなみに窓 口で話せば乗り越し精算はできる。わからないことはネットで調べるのが常識の世の中、ネットで調べてわからないことはわからないと諦めることも少なくない けど、だいたい知っている人に聞けばわかる。知っている人が誰かは知っている人を知ってそうな人に聞けばわかる。だいたいなんとかなる。
郡山で乗り換えまで1時間ちょっとあり、何しようかなと駅周辺をブラブラしてみるものの、何もない。そういえば新幹線に乗っているときに聴いていた音楽の中で、でんぱ組.incのVANDALISM という曲にハマる。この曲をもっとバキバキ聴きたいなと思ったので旅のお供にヘッドホンを探しに行くことにする。郡山駅前のヨドバシカメラへ。最近ヘッド ホンブーム?みたいでいっぱいモニターできるのね。30分くらいかけてやっとこれにしよう!ってのを決めたものの、売り場に在庫が見当たらず。店員さんに 言わないといけないなーと思い見回すも店員同士で遊んでいる。きゃっきゃしてる。うふふ。買うか。やめた。
久しぶりの水郡線。いつもホームで迷う。過酷な路線だけど、結構好き。車窓からの風景が自分が育った文化圏にはないもので、惹かれるみたい。出発より少し早く乗り込んだらいい席に座れたのでゆっくり窓の外を眺められた。郡山から何駅か過ぎた
小さな山間の駅で、 反対側のホームに高校生くらいの女の子が立っていた。なんだか凄く綺麗で、天気と風景も相まってちょっと映画みたいな画だった。あの、なんだっけ、何かに 似てる。あれだ、リトルフォレスト。そんな雰囲気。もちろん一眼は持ち歩いていて、とても写真が撮りたかったのだけど、芸術と下心の狭間で揺れる倫理観。 撮っちゃおうか。バレなきゃいけるか。バレるよな。窓開ければ声は届くだろうし「写真撮ってもいい?」って聞いちゃおうか。頷く彼女。なんだその爽やかな 妄想。たぶんそれは主演中村俊介くらいじゃないとやっちゃいけないやつだ。悲しい。そうこうしている間に走り出す電車。グッバイ私の橋本愛。
ち んたらちんたら走りつつ、途中乗り換えもしつつ、やっと水戸。本当ならここで食事したりブラブラしたりと思っていたものの出発時間を遅らせたが故にそそく さと鹿島臨海鉄道に乗り換える。私鉄だから18きっぷは使えないわけで、乗車券を買う。高い。あのクオリティの電車に1時間乗ることを考えると高い。ただ この電車一択なので買うけど。電車の中は動物園である。特にサッカーユニフォームに身を包んだサポーターらしきチンパンジーが厄介である。私は応援用のユ ニフォームはスタジアムで着てスタジアムで脱ぐのがいいと思っているけど、家から着てくる連中も割と多い。彼らは共通のユニフォームを着た仲間との一体感 から強い集団意識を持っている。それゆえ強気でマナーが悪い。この狭い車両の中でビールを飲み散らかして缶を放置し、座席を占有し、ゲラゲラゲラゲラゲ ラ。不快である。もちろんそうじゃない人もたくさんいるのだけれど、同じ服を着てるから皆そう見える。残念。
水戸から1時間。やっとカシマスタジ アム。もう疲れて全然サッカー観たくない。ひとまず入場して食事をしよう。カシマスタジアムのグルメ、いわゆるスタグルは最高である。ハム焼きとモツ煮と ハーフ&ハーフのビールがあるだけでサッカー観なくてもいい。つまり鹿島ではどちらのチームを応援していようが、ホーム側で観戦すべき。
ビールを 1リットルくらい飲んだところで疲れからか本気で酔う。そしてその頃キックオフ。半ば寝ながらぼんやり試合を眺めつつ、金崎夢生にだけシャッターを切り続 けた。彼はとてもいい。若いころからは想像もつかなかったぶっ壊れたFWになった。久しぶりに本当に好きな選手。彼について語ると旅行記じゃなくなるから やめよう。
ところでホーム席には黄色いユニフォームを着たお客さんが多かった。特に気にせず黄色いチームを応援していた。よくない。ホーム席でア ウェー側の応援はするべきじゃない。ここはイタリアじゃないからひきづり回されてボコボコにされることはないけれど、その辺のマナーは守ったほうがいい。 指定席はホーム側を贔屓に落ち着いて観たい人たちが来ているわけで、その前で騒いでいるのはみっともないし失礼だと思う。近くにいた鹿島ファンの方々は、 いいプレーの時にこれ見よがしに大喜びする黄色い人たちの文句しか言っていなかった。お互いにお金を払ってみているんだから、双方楽しく観られるほうがい い。そのためにはやっぱりマナーって大事よ。ユアスタの指定席で浦和サポーターを見かけた時と同じ気分。いちいち騒ぎながら応援する人はサポーター席に 行ってくれ。仙台から来た身として本当に恥ずかしかったなー。まあいいんだけど。
奇跡的に仙台が勝って、終了のホイッスルと共に帰路につく。ホー ム側で観ている手前、勝ったのになんだかやりきれなさが残る。帰路につくといっても翌日東京で用事があったため18きっぷの限り東京方面へ近づいてみる。 時間は21時、たぶんギリギリ都内に入れるくらいとふんで鹿島神宮→香取→千葉→東京→秋葉原のルートを。千葉県に入ったくらいで夏祭り帰りの若者達に出 くわす。茨城と千葉は柄の悪い人が多い。いわゆるヤンキー的なやつ。普段暮らしている仙台って本当に平和だなと思えるくらい、パイナップルみたいな人ばか りいる。パイナップの中には子連れもいて、子供がウトウトしているのに話し声がすごく大きい。この子もろくな大人にならないのだろうなと思ってなんだか悲 しくなった。親は選べない。
0時半頃に秋葉原に着く。夜~朝の秋葉原は治安がいい気がしてよく行く。何年か前に終電まで飲んだ後UDXの脇の路地 で朝まで路上サッカーしたのを思い出した。あれ捕まらなくてよかったな。そうこうしてこの日は終わり。この後もいろいろあったけど、本題からそれるのでど うでもいい話。
 それから4日後、お盆休みの始まり。上半期にあまり有給を使えなかったこともあって、1日多く休みをもらった。もらったのはいい ものの、初日は寝込んだ。お盆休みの前日も仕事が忙しくて終電。なんだか体調悪いなと思いなが帰って倒れるように寝て、朝起きると頭は痛いし耳は聴こえな いし鼻水だらだらで喉が痛い。完全に風邪。地獄の始まりである。思えばこのところまとまった休みになると体調を崩す。GWはインフルエンザだった。その前 はノロウィルスだった。休暇が体に合わない。本当はこの日再度茨城から旅を始めるつもりだったものの、1日寝込んだ。
翌日ももちろん調子が悪い。 でももろもろ予約の兼ね合いもあって旅立たざるをえない。誰のために何のために行くのかもうよくわからないけど、出発。渇水の利根川水系が潤うほどの鼻水 を垂らしながら、出発。この日は前日水戸に泊まり、始発で宇都宮へ移動した体でスタートしたかったので、鈍行と新幹線を使いつつ宇都宮へ。10時には宇都 宮へ着き、乗り換え。目的は日光。超メジャー観光地の割に日光って行ったことないなと思ったので行く。普通は修学旅行なんかで行くものかね。小学校の修学 旅行は会津だった。中学は東京だった。高校は京都かハワイを選べたけれど、京都へ行った。ハワイは行ったことがあったから!(お金もなかった)
そんな日光、東照宮を目当てにした外国人ばかり。寺社仏閣をみて何が楽しいのかと思うけど、日本人とてカンボジアへ行けばアンコールワットを見るし、イタリアに行けばサンピエトロ大聖堂やミラノのドゥオーモを見るし、ドイツに行けばケルン大聖堂は見るし、つまり宗教建築は観光の目玉なのだろうね。あんまり興味ないけど。

東 照宮についてまず初めにかき氷を食べる。なぜ。それは空いてそうだから。霧降方面のバスに乗り込み、チロリン村?なる胡散臭い施設にあるカフェへ。昨今は 空前の高級かき氷ブームだそうで、しかしかき氷が好きじゃない私初体験。食べたら食べたで美味しい。並んでまで食べるかと言われると食べないけど。食後に 徒歩で近くの霧降隠れ三滝へ。山に入るつもりはなかったからずいぶん軽装だったんだけど、まあなんとかなる山道だなと思いながら滝へ下る。その途中、足に ピチョーーン!なんだか冷たい感触があるなと思って足を見るとヒル!!!初ヒル!!!ピチョーーン!!!ヤマビル!!!完全にパニック!!!思わず素手で 払うと手にも感触がピチョーーン!!!なんなのあいつ。なんで足にいるんだ。跳ねるのか。あいつはやばい。心が折れたので滝を一つ見て退散。。

下 山してからは駅から東照宮までとぼとぼ。道中酒屋さんで地ビールを買って飲む。店主のおっちゃんの日光ビールうんちくがグイグイでひく。飲み方まで指導さ れる。ほっといてくれ。酒屋以外は湯葉と羊羹の店ばっかり。わざわざここで買うかなー。湯葉と羊羹。ちょっと対象年齢高め。

東照宮を横目に 行きたかったカフェへ。食ってばっかり。日光珈琲御用邸通、古民家をそのまま使ったスペシャルおしゃれな喫茶店。きっと並ぶだろうなと思ったら案の定行列 だった。それでもせっかく来たし並ぼうと思い店前のベンチに座りウトウト…気づけば1時間半…やっと呼ばれた。たぶん人生で一番待った。そもそも行列なん て嫌いだし、人がいない店にしか行かないし、だから居心地のいい店は大体すぐ潰れるし、そんなわけだから人生で一番待った。名物の黒カレーはとても美味し かった。コーヒーはまあまあだった。イキフンは抜群。空いてない限りもう二度と行くことはないけれど、よい店だった。

満を持して東照宮に 行ったら有料ゾーンは営業が終了していた。営業中でもお金を払ってまで入らなかった気がするからまあいい。木がでかいなと思った。帰り道、なんとなく適当 な道を選んで歩いていたらちょっと迷う。やりがち。なんとか元来た道に戻り駅を目指す。17時を過ぎるとめっきり人がいなくなる。帰り道に寄った人形焼き のお店の方に聞いたら「夜は静かなんですよ~」って言ってたからいつもそうらしい。観光地で暮らすというのはどんな生活なんだろうかと、ちょっと気になっ た。そんな機会はないだろうけど。宇都宮に戻る。

宇都宮に着くともう夜。せっかくだから餃子を食べに行く。記憶では駅の中にたくさん餃子屋 さんが集まっているゾーンがあった気がしたのだけれど、2店舗ほどしかない。もっとあったと思ったんだけど縮小されたのだろうか。ただその2店舗のうちの 片方が目当ての店だったので入店。店名は覚えていないけど、餃子フライがあるお店。その餃子フライを食べに来た。餃子といえば焼いても茹でても蒸しても揚 げても美味い。だがしかし、フライにすると絶妙に微妙なのである。ただそれが宇都宮に来た感。ぜひ食べてもらいたい。美味しくはないけど、なんとも言えな い気分になれる。

もちろんそんな餃子じゃ満足感はない(失礼)からビール1杯飲んだところで、餃子屋さんはしご。有名どころはどこも行列で 混んでいるけれど、北側の並びの新しい健太餃子が並ばずに入れてラッキー。食べ比べセットを頼む。色々な具材が入ってそれぞれ風味を楽しめるのだけど、如 何せん鼻水だらだらで粘膜壊滅状態のため全部同じ味に感じる。わざわざ警告いただいた激辛餃子すら何の気なしに食べる。餃子に悪いことをした。味もわから んくせに食べてばっかりの日だった。満腹の中ホテルへチェックイン。

翌朝、わりと早い時間から動き出す。乗りたい電車の発車時間まで1時 間、朝食探し。駅前の健太餃子が朝食営業をしていた。朝餃子…重い…せっかくだし…一か八か…。わりといける。夜に食べた餃子と同じ味だけど。宇都宮で朝 餃子、なんか観光に来た感があっていいなと思った。ちなみに散々食べているけど、そんなに餃子が好きなわけじゃない。たぶん好きな食べ物TOP100には 入らない。とうぶん餃子は食べなくていいかな。

両毛線で新前橋へ。途中で部活の学生が乗っては降りていく。この辺は部活が強い学校が多いイメージ。車窓からは田んぼや畑が見えるけれど、結局東北も北関東も同じようなものである。なんてことなく到着。新前橋から上越線に乗り換えて水上を目指す。

み なかみは行ってみたかった場所。NHKのグレートトラバースという番組が好きで、百名山を自力で踏破するという挑戦を行っていた田中陽気さんが住んでいる という話を番組で見てから興味があった。乗り換えでほんのちょっとしか滞在しないけど、まあ時間があったところで何をするわけでもないからちょうどいいと いえばちょうどいい。と、思ったけどほんとに一瞬の滞在だった。たぶん3分くらい。さすがにもうちょっとゆっくりしたかった。またいつか。同じ上越線だけ ど水上駅で乗り換えて越後湯沢を目指す。ちなみに水上-越後湯沢間はループ線という標高をあげるための仕組みがあるようで、ちょっと期待していた。でも 乗っている分にはずっとトンネルの中を走っているだけなのでイマイチ感じられる前に終わる。湯檜曽から眺めるのがいいらしい。知らんがな。車窓からは川や 山が見えて景色はとても雄大だった。標高が高いところにいるんだなとまじまじと感じられる。そうこうしているうちに越後湯沢に到着する。

越 後湯沢、暑い。ちょっと避暑地感を期待していたけれどギラギラに暑い。そんな炎天下に神の贈り物、改札を通ってすぐのところにある駅構内のNEWDAYS にビアサーバがあるのである。400円くらいでカップを買うと、セルフで傾いてビールを注ぐタイプのマシンで軽々1杯。到着5分で生ビール。最高である。 もう帰ってもいい。帰ってもいいというのは半分冗談だけど、半分本気である。なぜなら越後湯沢にはノープランで来た。一昨年北陸旅をしたときに沿岸部を攻 めたので、内陸側に来たかっただけである。ひとまずビールを飲みほした後、何をしようか考える。なにも思い浮かばないから駅の中をうろうろする。駅構内は 充実しているので楽しい。そんななか、ぽんしゅ館に巡り合う。新潟駅にもあったオアシスである。ここでは500円で5杯日本酒が試飲できる。100種類く らいある。ビールを飲み干した10分後に日本酒を飲み始める。クズである。散々飲んだ後、調子が良くなってお腹が空く。駅の飲食店街でタレカツ丼を食べ る。クズである。

さすがに飲み食いし過ぎなので動き出す。それはもう温泉地、いたるところに足湯がある。初めての足湯。意外とのぼせるね。 酔ってるのか。足湯をはしごしながら街をぶらぶらしていると、水辺まで降りられる小川があった。炎天下の山麓に川遊びは付き物である。しかもご自由に使っ てくださいと、竹の水鉄砲があった。アホに水辺で水鉄砲を持たせると大変なことになることをこの街の人間はわかっていない。何が楽しいのかわからないけど とにかく撃ちまくる。ウキウキである。酔ってるのか。このウキウキさに魅かれたのかはわからないけど、子供たちもやってきた。夏休み感バッチリ。そのあと テンションで川を遡上する。どうやら山の上に小さいダムや神社があるようだけど、工事中につきそこまでは行けなかった。行けるところまで行って街へ引き返 す。風邪か飲み過ぎか熱中症か、なんだか本格に調子が悪くなってきたのでカフェで涼む。コーヒーと笹団子をいただいたのだけれど、それをみた隣のテーブル の子供が笹団子が食べたいと騒ぎ出す。親困惑の様子。結局子供に負けて笹団子を追加注文したけれど、出来立て熱々の笹団子はお子様のお口には合わなかった らしく、冷たいのが食べたい!とさらに荒ぶる。もうなんかおれが悪い気がしてきて申し訳なく思う。熱々の笹団子を食べてごめんなさい。美味しかった。

せっ かく越後湯沢に来たら温泉に入らないとというところだけど、気が重い。公衆の浴場が苦手である。でもせっかくだし。かしこまった温泉は面倒なので、駅にあ るサラっと入れる温泉に行ってみる。お湯に日本酒を入れてるのが特徴らしい。嫌々入ったものの、これが当たりで誰もいなくて気持ちいい。そりゃここまで来 たら温泉旅館にでも泊まるだろうから、駅にある温泉はあんまり人が来ないのかな。思いのほか満喫した。そうこうしているうちに夜。晩御飯を食べに行こうと 唯一事前にリサーチしていた店に行ってみたのものの、予約でいっぱいだった。温泉に来たら旅館で食べなよ。仕方がないのでよさそうなお店を探して入ってみ る。新潟だからへぎそばがいいかなと無理やり言い聞かせて蕎麦屋さんに入る。へぎそば、どの辺が特別他より素晴らしいかはわからないけど、美味しく食べ た。

その後帰り支度をして来た道を群馬まで戻る。越後湯沢には泊まらない。宿泊代が高いから。この一人旅、一泊5千円未満の宿しかとらない のがルールである。この日はわざわざ前橋まで戻って宿をとった。今となっては前橋でホテルとなるとちょっとザワつく。ただ残念ながらフロントの従業員は髭 のじっちゃんだったし、私はマイ歯ブラシを持ち歩いているし、熟女に欲情しない。まあことときは知る由もなかったんだけど。飲んで食って歩いてまるで普通 の旅行みたいな日だった。ちなみに日光から越後湯沢までは彼女と二人旅だった。一人だったらこんなに食べないし、温泉も入らないし、これはこれでよかっ た。この旅一番高額の買い物になった風邪薬を飲んでさっさと寝た。スーパー具合悪い。

この日は長野を目指す。とはいえここから長野方面には 鈍行では行けない。軽井沢まで新幹線かバス。いろいろ検討した結果、バスのほうがよさそうだったので横川駅を目指す。横川といえば峠の釜めしの本拠地。早 朝だから店は開いていないけど、釜めしの釜が駅前に山積みされていた。あの釜、食べたときはなんとなくとっておくんだけど、結局邪魔になるのよね。それで もってこの駅は釜めしだけじゃなく、日本の鉄道史においても要所らしい。あいにく興味がなくて深くは知らない。駅の横にそれっぽい施設もあったからそうな んだと思う。早朝だから開いてないけど。駅を眺めているうちにバス到着。バスで峠越え。道中も景色やなんや楽しむポイントはあろうけど、どうにも具合が悪 くて寝てしまった。起きたら軽井沢。貧乏旅だから軽井沢を楽しむ余裕なんてないんだけど、乗り換えの電車まで1時間あったから、極力安価に軽井沢の軽井沢 たる軽井沢を軽井沢ろうということで朝カフェをすることにした。カフェが早朝から開いてるのもまた軽井沢たるところなのかな。セレブは朝からカフェる。茜 屋珈琲店というところでガトーショコラとアイスコーヒーをいただいた。前日食べた晩御飯と同じくらいのお値段だった。でも風邪薬よりは安い。つまり軽井沢 を楽しむよりマツモトキヨシを楽しむほうが高くつく。学んだ。

軽井沢から長野を目指す。この区間、しなの鉄道だから18きっぷが使えない。 ちょっと痛い出費だけど仕方ない。そしてやっぱり風邪薬よりは安い。しつこい。道中はいわゆる歴女のお姉さんが沢山いた。上田で降りて行ったので真田丸 ブームの影響かな。乗り換えもなくひたすら電車にゆられ、昼前には長野駅に着いた。初の長野上陸。陸から来たけど。

さて、昼食である。長野といえばいろいろ思い浮かぶ、蕎麦とか蕎麦とか蕎麦とか。でも前日蕎麦食べた。今日日地方の名物なんてどこでも食べられるから、むしろ地元の名物みたいな店のほうが一人旅としては正解でしょう。そんなわけでスーパーの裏にある汚い中華屋で餡かけ焼きそばを食べた。ボリューム満点で思ったより美味しかった。甘いからし酢をかけて食べるのが新鮮だった。

お 腹がいっぱいになったところで善光寺に向かうことにした。生まれてこのかた善光寺を意識したことがないもんで、あるいは他所の有名なお寺ほどの認識もなく て、でも世間的にはとても有名なようで。行ってみよう。一般的には近くまで電車で行ったりバスを使ったりするようだけど、なんたって暇だから長野駅からト ボトボ歩いていく。寺で拝むより街を眺めるのが本質。そんな道中、酒屋さんの前に「店主の足で善光寺まで1850歩」という看板を見かけた。誰と会話をし ながら歩くわけでもないし、せっかくだから数えてみる。……1313歩だった。とくべつ大きく歩いたわけでもないから店主は子供かな。子供店長、酒売って る場合じゃない。

さて善光寺、到着10分でもう満足。寺社仏閣にぜんぜんまったくなんとも感動しないタイプ。とりあえずばあちゃんへの土産 にお守りだけ買った。さてどうしようかなと辺りを見回すと、ちょうど敷地内でフリーマーケットのようなものが催されていたのでぐるりと。地元のカフェが ブースを出していたのでアイスコーヒーをいただく。暑いからね。決して小野真弓似のお姉さんの笑顔に魅かれたわけではないことをお伝えしておかねばなりま せん。旅行ですか?って聞かれたので仕方なく世間話したけどね。仕方なくね。楽しい。そしてここで本当にやることがなくなったので駅に戻る。来た時に通っ た道とは違う道を帰ろうと適当に歩くとわりと迷う。わりと迷ったところからなんとなく復帰するのは得意。相当歩いた。駅前のカフェで休む。「森乃珈琲曇り 時々晴れ」ワッフル美味しかった。でもみすぼらしい格好でバックパック持った野郎一人でワッフルいただくのは客観視するとやばい。営業妨害である。ごめん よ曇り時々晴れ、にわか雨と思って許しておくれ。この一文は帰りの電車で思いついた。覚えてなくてよかったのに。

あ、ちなみに後々旅行記を書くために気になったワードをメモしていたんだった。せっかくだから消化したい。

「不 倫旅行っぽい人が多い」「群馬はコンビニが少ない」「長野は一人旅の女性が多い」「長野の貧乳率」「おっさんってわりと一人で喋ってる」「どこに行っても anelloってバッグを持ってる人がいる」「新潟ではNGTの鮮度がまだ落ちてない」「マツコ・デラックス、各地のお土産屋で奮闘中」

う~ん、このメモをどうする気だったのだろう。。やっぱり触れない。

気 を取り直して長野駅。この日は新潟の燕市に泊まることにしていたから早めに移動し始める。移動時間6時間、きっとお腹が空くだろうと思いおやきを買った。 いろんな具があってとても悩んで茄子と野沢菜にした。温かくて美味しそう。さて、お土産も買ってトイレも済ませて準備万端、電車に乗り込む。乗り込む。乗 り…込…んだらおやきの袋持ってないぞ俺。どうした。トイレやーー。やってしまった。たまにある天然登場である。絶望。こうなったら不貞寝である。しかし 不貞寝すら許されない。しばらく乗ったところで車掌さんに起こされる。「この車両は切り離すので前の車両に移動してください」完全に寝ぼけながらすごすご と移動すると、前の車両は席が全部埋まっていた。げんなり。これからまだ2時間乗り続けるんですけど。仕方がないので進行方向と逆側の運転席の横のスペー スの地べたに座って過ごす。この旅一番の"スーパー俺今何やってるんだろうタイム"発動。それでもまあ、乗ってりゃつくもんで、日が暮れてしばらくしたこ ろ長岡に到着。ここから乗り換えながら吉田駅を目指す。

びっくりするくらい不自由な乗り換えを乗り越え、吉田駅に着いたのは21時過ぎたこ ろ。晩御飯をとっていなかったから飲食店を探すもなにもない。コンビニを探すと徒歩15分。見渡す限り住宅街。ホテルが安かったのも納得。それでも多少は 楽しみにしていたことがあって、ホテルの説明に「ペイチャンネル無料」との表記があった。つまりアダルト番組があの1000円のカードを買わなくても見ら れる。ちょっと興味はありつつも、未体験だったのでウキウキである。そしてゼツボウする。1チャンネルしかないうえ、熟女モノしかやってない。冗談きつ い。カップ麺を食べて風邪薬を飲んで寝た。どんなに辛い時でもセブンの蒙古タンメンのカップ麺は美味い。寝た。

翌日、仙台に帰る日である。ホテルの朝食が無料だったので、朝食開始5分前くらいに前のめりに向かう。ビジネスホテルの朝食バイキングってどうしようもなく楽しい。ぜったい食べすぎる。朝食を食べたらそそくさと準備を済ませチェックアウト。新潟へ向かう。

新 潟駅到着。一度来たことがあるのでこの迷宮には慣れっこである。新潟ではいくつかやりたいことや食べたいものがあったものの、急に面白そうなことを閃いて 全部やめた。マツキヨでお土産のサラダホープだけ買ってさらに移動。新発田市へ。この新発田市には佐々木という駅がある。一昨年通った時に降りてみたいと 思っていた。せっかくだからこの機会に佐々木in佐々木実現。ここでの話は別の機会に。わりと楽しんだ。

磐越西線で会津を通って帰るか、米 坂線で山形を通って帰るか悩んで、コストと時間から結局山形ルートで仙台に戻ることにした。しかしこのルート、坂町駅での乗り換えが地獄。どんなにうまく やってもやたら乗り換えに時間がかかる。この不自由さに自覚があるのか、小さい駅なのにホームに冷房がガンガン効いた待合室がある。35℃近い新潟におい て、リアルオアシス。でもこれを準備するくらいならもうちょっとうまいこと連絡しないのかとも思うけど。佐々木で買ったおにぎりを食べながら電車を待つ。 新潟の米は美味しい。

ほの暗い米坂線を抜けると米沢。しかしここでも乗り換えに時間がかかる。いったん駅を出てぶらっとしたものの、調べて みると山形に着いてからも乗り換えに時間がかかることが判明。なんとかならないか考えた結果、山形新幹線で山形まで向かうと仙山線への乗り換えが楽だとい うことになり、ワープ決定。米沢牛なんて食べる余裕がないから、ホームでつばさを待つ。するとホームで牛肉どまん中弁当を売っていた売店のおっちゃんがふ らふら近寄ってきた。どこからきてどこへ向かうかを聞かれた。昼過ぎじゃ弁当も売れないらしく、暇らしい。でもあいにくおっちゃんの気が晴れるような会話 ができるほどコミュニケーション能力がないもので、終始苦笑いしてたら帰って行った。弁当売っててくれ。

つばさに乗り込み山形へ。まさかの乗り換え時間3分というタイムアタックを乗り越え仙山線に乗り込み、見慣れた景色を眺めながら仙台に帰ってきましたとさ。おしまい。

相変わらず実の無い旅だった。そして終始体調が悪かった。このあと10日間ほど続く風邪。風邪じゃなかったのかなあ。

そんな感じ。
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